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Rai, D.*; 北村 暁; Rosso, K.*
Radiochimica Acta, 105(8), p.637 - 647, 2017/08
被引用回数:2 パーセンタイル:19.37(Chemistry, Inorganic & Nuclear)非晶質二酸化ハフニウム(HfO(am))の溶解度を、炭酸水素カリウム(KHCO)濃度0.0010.1mol.kgの範囲で測定した。HfO(am)の溶解度は、KHCO濃度の増加とともに劇的に増大し、ハフニウム(IV)が炭酸イオンと強く錯生成することを示した。ハフニウムの炭酸錯体の熱力学的平衡定数を、PitzerおよびSITの両活量補正モデルで導出した。KHCO濃度の増加に伴う劇的なハフニウム濃度の増大は、Hf(OH)(CO)およびHf(CO)の生成を考慮することで最もよく説明することができた。これらの生成反応である[Hf + 2CO + 2OH Hf(OH)(CO)]および[Hf + 5CO Hf(CO)]の平衡定数の対数値は、それぞれ44.530.46および41.530.46であった。
Rai, D.*; 北村 暁; Rosso, K. M.*; 佐々木 隆之*; 小林 大志*
Radiochimica Acta, 104(8), p.583 - 592, 2016/08
被引用回数:5 パーセンタイル:43.12(Chemistry, Inorganic & Nuclear)結晶質二酸化ハフニウム固相(HfO(cr))の溶解度における酸濃度の影響を調査した。本研究では、(1)2種類の固相量を使用、(2)固相の酸洗浄、(3)1400Cでの固相の加熱、(4)二酸化ハフニウムが非晶質(am)から結晶質(cr)に変遷するかどうかを調べるための固液混合状態での90Cでの試験、を実施した。これらの処理の結果、HfO(cr)には少量の結晶性の低い(ただし非晶質ではない)成分(HfO(lcr))が含まれており、これがHfO(cr)よりも溶解度を制限する固相となることが結論づけられた。溶解度データはPitzerおよびSITの両モデルで説明できた。HfO(cr)の溶解度積の対数値も推定された。少量の結晶性の低い固相が確認されたことは、鉱物表面がしばしば構造的または組成的に不完全で、結晶固相より高い溶解度を示す一般的な傾向と整合している。本研究は溶解度データの解釈において、難溶性固体の溶解挙動が固有の固相に規定されることが観察されることに注意を払う必要があることを強調している。
渡部 和男
Journal of Nuclear Materials, 136, p.1 - 5, 1985/00
被引用回数:31 パーセンタイル:94.02(Materials Science, Multidisciplinary)Sievertsの装置を用いて、チタン、ジルコニウムおよびハフニウム中の水素および重水素の平衡圧を0.013~133Paの範囲で測定した。これらの金属への水素および重水素の溶解はSievertsの法則に従った。各温度で得られたSieverts定数から水素および重水素についての溶解度式(Arrhenius式)を導出した。いずれの金属も水素濃度(原子分率)が一定の場合には、重水素の平衡圧が軽水素のそれより1.1~1.4倍高いことを見出した。
米澤 仲四郎
分析化学, 33(6), p.336 - 338, 1984/00
Hfを回収率補正用トレーサーとして用いた中性子放射化分析法により、ジルコニウムおよびジルカロイ標準試料中のこん跡ハフニウムを正確に定量した。試料とハフニウム標準をJRR-2またはJRR-4で0.5~265.5h照射する。7日間冷却後LINACでHf(,n)Hf反応より生成した、、Hf標準溶液を試料に加え溶解する。溶媒抽出法でNbを分離後、抽出クロマトグラフィーでHf、Hfを分離する。試料、ハフニウム標準、Hf標準の線スペクトルをGe(Li)検出器で測定する。(n,)反応で生成した分を補正した試料のHf343KeVピーク面積から、ハフニウムの回収率を求める。回収率を補正した試料のHf482KeVピーク面積からハフニウム含量を求める。ジルコニウムおよびジルカロイ標準試料中のハフニウムの定量を行い、良い結果を得た。
米澤 仲四郎; 小森 卓二
Anal. Chem., 55(13), p.2059 - 2062, 1983/00
被引用回数:13 パーセンタイル:61.91(Chemistry, Analytical)同位体希釈法を用いた中性子放射化分析法を確立し、ジルコニウムおよびジルカロイ中のこん跡ハフニウムの定量に適用した。試料に既知量のHf濃縮ハフニウム溶液をスパイクとして加える。混合物を溶解した後、天然、スパイクハフニウム溶液とともに原子炉で照射をする。冷却後、スパイクした試料中のハフニウムを分離し、線スペクトルを測定する。天然およびスパイクハフンウム溶液はそのまま取り出し、同一条件下で線スペクトルを測定する。試料、天然、スパイクハフニウムから得られたHf/Hfの放射能の比からハフニウム含量を求める。ハフニウム数ppmのジルコニウム中のハフニウムは相対標準偏差0.93%で定量された。本法を原研および米国NBSで調整したジルコニウム、ジルカロイ標準試料の標示値を決めるための分析に適用した。
上野 馨; 星 三千男
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 39(10), p.2183 - 2187, 1966/00
被引用回数:12抄録なし